今年の9月に遊佐町沖が洋上風力に「有望な区域」に選定されたニュースを耳にした方も多いらっしゃると思います。
そのことに関連して、11月18日に洋上風力事業についての説明会がまちづくりセンターで開催されました。
県が最初に日本のエネルギー事情、国の再生エネルギーへの取り組み、
洋上風力について説明しました。
そして、遊佐沖にのどこにどのような大きさの風車を建設するのか、その影響についてモンタージュ写真とともに説明がありました。今回の説明会で、初めて県はモンタージュ写真を公開しました。紙面で見る限りは少しわかりにくい印象の写真でした。
下記の写真は、酒田市の方が作成したイメージ写真です。
遊佐町沖の海を含めた日本海側が洋上風力に適しているので、遊佐沖が平成30年ころから実現に向けて国と県主導で動いてきたという経緯があります。
今後の予定では、順調にいけば8~10年で国のプロセスを経て、再生海域利用法の海域となり、風車が建設され稼働するとのことでした。再生海域利用法認定の期間は30年とのことです。
県の説明が終わった後は質疑応答の時間になりました。
参加者は20名ほどで、賛成意見よりは、反対意見や、住民への健康、景観、自然環境への
影響を心配する声が多く聞かれました。
下記が質問、意見のほんの一部です。
・住民に健康被害が出たときは、必ず止めると約束してほしい。
・海域の使用期間は30年だが、風車の寿命は20年ほどと聞く。その場合の建て替え費用はどうなるのか?
県回答:撤去費用も含めて事業者が負担する
・鳥海山は、県外の登山愛好家にも人気の山なので、景観を大事に考えてほしい。
・風力発電は、稼働率が30%とのことで、他にもっと効率のいい再生エネルギーの利用はできないのか?
・30年の使用期限が切れたあとは、どうなるのか?
県回答:まだわかりません
質問や意見は途切れることなく続き、閉館の時間になったために終了ということになりました。
広報などで、十分にこの洋上風力については広報しているとのことですが、
まだまだ知らない方も多いのではないかと思います。
今後も説明会は開催するとのことでしたので、気になる人はぜひご自身で参加されることを
おすすめします。
まちセンのブログでも必要な情報が必要な人に届くように発信していきたいと思います。
県が示したモンタージュ写真ではイメージしにくいと、町民の方が作成したデータもありますので、参考にしてみてください。
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